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不動産投資にはどんな種類があるの?

2022.07.27



「不動産投資」と一口に言っても、投資する物件の種類によって、投資スタイルはさまざまです。

これから不動産投資を始めようとしている人は、どのようなタイプの物件を購入すればよいのでしょうか。

それは、その人の目的しだいです。目的に応じて、自分に合った物件を選び、投資スタイルを確立していく必要があります。

  1. 不動産投資の正しい始め方|まず、投資する目的を明確にしよう
  2. 不動産投資の種類
  3. 自分に合った投資スタイルを選ぶことが大事

1.不動産投資の正しい始め方|まず、投資する目的を明確にしよう

不動産投資を始めるにあたっては、物件を探す前に、自分(不動産投資をする方)が、投資をする目的を明確にする必要があります。目的が不明確だと、入ってきたお金の使い方を誤ってしまう可能性があります。

不動産投資の目的は、その人が描くライフプランによって違います。目的の主なものは、以下のとおりです。皆さまは、どれに近いでしょうか。

<不動産投資の目的は?>
 ・安定的な収益を得る手段として、長期にわたり物件を保有する
 ・途中で物件を売却して早期に利益を確定させたい
 ・老後の生活資金としてのキャッシュフローを求める
 ・相続資産として物件を家族に残す
 ・脱サラ、独立を狙う
  …など

加えて、自分が、がつがつ稼ぎたい、という志向があるのか、面倒くさがりな人間なのか、などによっても、投資スタイルは異なります。

2.不動産投資の種類

投資目的が明確になったら、区分マンションやアパートといった物件タイプそれぞれの特徴を把握し、自分に合った物件を選んでいきます。

不動産投資には、物件タイプごとに投資方法があります。それぞれの投資方法について、紹介していきましょう。

●区分マンション投資

1棟のマンションから区分された各部分(住居や事務所として利用可能な部分)を所有し、運営します。代表的なものには、ワンルームマンション投資があります。
区分マンション投資の一番のメリットは、運営に手がかからないことです。毎月、管理費と修繕積立金を支払うことで、共用部分の清掃や修繕・メンテナンスなど面倒なことは、管理会社が対応してくれます。本業があって忙しい方や、運営にあまり時間をかけたくない方に向いています。
また、中古から新築まで、物件が豊富にあるのも魅力です。物件は100万円台からあり、少額から投資を始めたい方にも合っています。
他方、不動産投資では、ローン完済後は、不労所得に近い家賃収入が入り続けます。これは、定年退職後も変わることはありません。働く現役世代のうちに不動産を購入しておけば、不動産の生み出す家賃収入が老後の年金代わりになる、というわけです。区分マンション投資家の中には、こうした「私的年金」の確保を目的とする方が多くいます。
さらに、区分マンションのオーナーの身に万が一のことがあったとき、家賃収入が、働けなくなったオーナー本人やその家族の生活を支え、生命保険の代わりにもなります。
ただし、区分マンション投資は、管理費と修繕積立金が高いのがデメリットです。これらは、物件購入後に値上がりする可能性があり、注意が必要です。

●戸建て投資

新築や中古の一戸建て住宅を購入し、主にファミリー向けに賃貸する投資方法です。
郊外の築古戸建てであれば、100万円程度で購入することも可能であり、自己資金が少なくても投資を始められます。
DIYが得意な方や手先が器用な方は、自ら安くリフォームすることができます。「ペット可」物件にするなど付加価値を持たせ、賃料を高く設定して貸し出すことも可能です。オーナーの工夫しだいでは、高い利回りが実現可能な投資です。最近では、500万円以下の築古戸建てを購入し、自分でリフォームして賃貸するケースが増えています。
また、子どものいるファミリーが入居する場合、長く借りてもらえる傾向があります。
一方、築古戸建てでは、破損、雨漏り、シロアリの被害などのリスクが大きく、リフォーム・修繕費用が高額になりがちです。
また、築古戸建ては、融資が利用しづらく、現金一括購入が基本となります。大きな借金を抱えたくない方には、築古戸建ての投資は合っているといえます。

●一棟物件投資(一棟アパート投資、一棟マンション投資)

アパートやマンション(中古・新築)を一棟まるごと購入し、運営します。こうした「一棟物件」では、一棟買うと、複数の戸数を一度にまとめて所有でき、キャッシュフローも一気に数百万円以上を狙うことも可能です。区分マンションや戸建てと比べ、規模を拡大できるスピードが速いことが、一棟物件投資の最大のメリットです。大きく稼ぎたい方や、脱サラしたい方などに向いています。
ただし、場所や間取りの選定を誤ると、空室リスクが高まります。規模の大きい一棟アパートや一棟マンションでは、運営に失敗すると多大な損失を被ります。
また、一棟マンションは、価格が高く、購入には通常、金額の大きい融資を利用します。それだけの融資を金融機関から引ける属性の方や、自己資金をある程度出せる方であれば、一棟マンションの購入はそれほど難しくはないでしょう。

3.自分に合った投資スタイルを選ぶことが大事



不動産投資を始める前に、まず、投資する目的をはっきりさせておきましょう。そして、自分自身の志向や性格、得意・不得意などを総合的に考慮したうえで、物件は、焦らずに、じっくりと探します。そうすれば、きっと、自分の投資スタイルに合った物件が見つかるはずです。しびれを切らして、物件の購入基準を安易に妥協するのは禁物です。

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